2010年08月02日

小林祐希のメンタル面の変化

クラブユース選手権決勝で2ゴールをあげ、大会MVPに輝いたヴェルディユースの小林祐希選手。

活躍の様子はJFA TV(動画です)から。

彼に試合後、話を聞いたとき、メンタル面で印象に残るコメントをしていたので、一部を書き記しておきます。


(TV用インタビュー)
―5年ぶり2度目の優勝。感想を。
みんなに感謝です。俺だけの力ではここまで来られなかったです。

―2点目のFKについて。
FKをもらった瞬間、「これ入ったな」と思った。練習通りにできたのがよかったです。

―インナーに「ALL FOR VERDY」と書いていたのは。
ヴェルディのためにという意味で、みんな家族みたいなものなので。(ピッチに立つ)11人だけじゃないし、見に来てくれている人のためにもがんばりました。

―これからの目標は?
一日一日、自分に出された課題、練習を100%でやっていれば、未来、結果はついて来ると思うので、先のことというより、一日一日、明日から次のことを考えて、トップでやれるように練習に励みたいと思います。


(記者の囲みインタビュー)
―「FKをもらった瞬間、入ったと思った」って言ってたけど、そういう予感は年に何回かある?

準決勝のときも思ったし、決勝も思ったんですけど、なんなんですかね。苦しい時ほど「行けるんじゃないか」っていう気持ちになるんです。みんなの気持ちが俺の左足に乗り移ってくれているのかなという気にもなるし、支えてくれている人たちの思いもあるし、それをボールにぶつけるだけなんで。FKときのことはあまり覚えていなくて、(頭の中は)真っ白です。

―周りのためにという気持ちを持ってサッカーをやれるようになったのは、いつ頃から?

小学、中学、高1、高2までは本当に自己中というか傲慢で、自分でも俺が友達だったら嫌だな、こんなやつと一緒にサッカーやりたくないなって思うぐらいだったんですけど、トップに行って人のためにとか、誰かのためにとかを考えながら自分で意識しながらやることで、そうなれていったと思います。厳しい戦いになればなるほど周りの力とか、団結が必要。(サッカーは)チームスポーツなんで、そういう気持ちを忘れずにやっていきたいです。

―今年のチームは団結心があった。チーム作りの中でどんな役割をしようと意識していた?

みんな優しくて、ミスをしたときに強く言える人がいなかったので、嫌われてもいいから、しっかり言える人になりたいと思っていました。トップでいうバウル(土屋)さんのように、喝を入れられるような。その辺、自分はまだ子供で、みんなには言い方がキツいと思われているかもしれませんけど、喝を入れる言葉を意識してかけるようにしていました。最初は文句みたいな感じだったんですけど、最近はかけ方も覚えてきたので、よかったと思います。

―トップでプレーしている選手は小林君だけ。どうやってチームを引っ張って行こうと思っていた?

点を取ること、球際でボールを取ること、取られないこと。うまさというよりも強さですね。心の強さとか。口で言うよりもプレーで見せるのが一番だし。そこで違いを見せられなかったらダメだと思っていました。

―精神面の変化がプレーに大きく影響した?

そうですね、絶対に。レイソルの人たちよりもメンタル的に落ち着いていたかもしれないし、大人だったかもしれない。だから勝てたんだと思います。

―大会を通じて、成長できた部分は?

勝ちにこだわる。仲間を信じる。気持ち。全部メンタル面ですね(笑)。プレーは自信を持って、できると思ってやっているので。だからメンタル面が重要だと思います。


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以前の小林選手は心技体の「技」の部分が突出していて、それだけでサッカーをしている印象がありました。ところが、クラブユースの準決、決勝では技だけでなく、心の部分でもチームを引っ張っていました。

そこには、選手として一皮むけた姿があったのです。その理由が知りたくて、試合後にいくつか質問をしました。それが上記のコメントです。

彼のような突出した能力を持つ選手は、メンタル面が伸びれば、プレーも自然と伸びていきます。コメントからも「プラス思考」「成功イメージ」「チームワーク」「コミュニケーション」といった、心理面で大切な要素に気づいたことを、うかがい知ることができます。

心技体のバランスがとれ、選手として一皮むけた小林選手。同世代の宇佐美選手や小野裕二選手に負けない活躍を期待したいです。

そして彼のプレーを見に、スタジアムに行きましょう!

posted by suzuki at 11:55| 東京 🌁| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
僕、東京都広報誌の仕事で4年の間に3回ぐらい見たことがあるんですが、全部の試合で何かしら活躍してたので強烈に覚えてます。うますぎて手を抜いてるようなイメージがありましたけど、どんどん伸びてるんですね〜。
Posted by きたけんいちろう at 2010年08月02日 12:31
きたさま>トップに行ってたこともあって、なかなか見る機会がなかったのですが、クラブユースで見たらすごく成長していたのでびっくりしました。このまま伸びていってほしいですね。
Posted by 鈴木 at 2010年08月03日 00:55
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